基本情報技術者試験 表計算の問題を解くための”勉強と準備”について

表計算
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表計算の勉強なんか、関数だけ覚えていれば大丈夫でしょ

もしかして表計算の問題が簡単そうだからといって、上記のような考えを持っていませんか?

もしこんな考えを持っている人は、恐らく表計算の後半で出題されるマクロ問題で痛い目を見ます。

何故ならば表計算のマクロ問題は、
前半で出題される関数の問題とは、比べ物にならないほど難しいからです。

だからこそ表計算の勉強は、マクロを含めて完璧な状態にしておきましょう。

 

そこで今回解説するのは、表計算の問題に正解するための”勉強と準備”についてです。

基本情報技術者試験で出題される表計算の問題は、
関数とマクロの2部構成となっています。

特に関数とマクロにおける難易度の差はケタ違い。

そのためマクロの勉強が足りていないと、点を稼ぐはずの表計算で躓くことになるため注意が必要です。

出典および参考資料:今回の記事は、IPA(情報処理推進機構)の過去問題より、問題を引用・出典しております。また解説の必要性に応じて、問題を抜粋・加工して掲載しております。
シロ
シロ

表計算は、関数にセルの番地、演算子や引数の順番など、注意すべきポイントが多いから、問題を解くのに時間が掛かるね

チョコ
チョコ

だからこそ表計算の勉強は、マクロを含めて完璧にする必要がある。冒頭の受験生のように、油断して試験に挑むなんて絶対にダメだからな!

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関数の勉強について

・「演算子」「参照」「関数」は仕様を頭に入れておく

まず表計算の問題を解く上で最低限必要な準備は、
演算子、参照、関数の仕様を頭に入れておくというポイントです。

例えば、

  • +や-、>や≧といった処理の仕方
  • 演算子の優先順による処理の流れ
  • セルの参照方法
  • 関数の機能

といったポイントが表計算における基礎知識であり、覚えておかなければいけない内容と言えます。

 

ちなみに表計算の仕様は、あらかじめ覚えておくことをおススメします。

何故ならば、問題がスムーズに解けるようになる、試験時間の節約になる、といったメリットが有るからです。

また更に高い点数欲しい場合や確実性を求める場合であれば、演算子、参照、関数を
Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートといった表計算ソフトで試すといった勉強法を活用しましょう。

処理の流れがより把握しやすくなり、問題がよりスムーズに解けるようになるため、かなりおすすめ出来る勉強法となっています。

シロ
シロ

ちなみに以下のページでは、表計算における関数で、これだけは覚えておいた方が良い。というものをピックアップしてあるよ

表計算の最低でも覚えるべき関数はコレ!
こちらでは表計算の問題を解く上で、最低限覚えておくべき関数をまとめています。SUMやIFといった基礎的な関数から、LOOKUPやMATCHといった初心者が躓きやすい関数も解説しています。
チョコ
チョコ

表計算の勉強に活用して、効率よく勉強を進められるようにしてくれ

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・関数の引数についても頭に入れておく

表計算の関数を覚える際には、関数の中に指定する引数についても把握しておく必要があります。

ではなぜ引数までも勉強する必要があるのか?

その理由は、表計算の問題の中には、以下のような関数の引数を題材とした問題があるからです。

出典:基本情報技術者試験 平成31年春期 午後試験 問13より抜粋

ちなみにこの問題は、表引きの引数に着目した内容となっており、正解は「ウ」です。

そのため表計算の関数を覚える際には、引数の内容やどのような順番で参照されるのかというポイントも、ある程度覚えておくようにしてください。

 

シロ
シロ

引数に関しては、完璧に覚える必要は無いけど、試験中に問題に付いている仕様書を読んで、パッと思い出せるぐらいには、内容を把握しておく必要があるよ

チョコ
チョコ

引数に関する問題が有るかも知れないと、考えておくだけで問題へのアプローチが変わるから、是非とも今回の話を頭に入れておいてくれ

・関数については、難しいものを優先的に勉強する

表計算の関数を勉強する際には、
複雑で難しそうな関数を優先的に勉強する必要があります。

というのも、基本情報技術者試験の表計算問題では、「平均」といった簡単な関数よりも、
「表引き」や「垂直照合」といった複雑な関数の方が出題されやすいというデータがあるからです。

実際に平成21年春期から平成30年秋期までに、出題された問題で集計を取ってみると、

  • 表引き
  • 垂直照合
  • 照合一致

といった関数がよく出題されていました。

もちろん「合計」や「IF」といった簡単な関数を疎かにして良い訳ではありません。

しかし難しい関数の方が覚えるのに時間が掛かり出題率が高いため、重要度も高いというポイントを踏まえて、勉強の量を調整するようにしてください。

 

シロ
シロ

「表引き」とか「垂直照合」とかって、文章で説明されてもよく分からないよね

チョコ
チョコ

そういった場合は、実際の表計算ソフトで試してみると良い。紙の上の問題で悩んでいても限界があるからな

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マクロの勉強について

・マクロに関しては記述形式も頭に入れておく

マクロ問題を解く上で重要な準備、それは記述形式を頭に入れておくというポイントです。

なぜマクロで使われている記述形式を頭に入れておくかというと、使われている記述形式には似たような種類が多いというポイントにつきます。

例えば、以下のような繰り返し処理です。





これは繰り返し処理の記述ではありますが、■の表記を▲に置き換えると、単一の選択処理になり、全く違う処理が実行されます。

そんな処理を混同して勘違いしないために、あらかじめ記述形式を把握して、試験時間の節約に努めましょう。


|▲
||
|▼

また繰り返し文に条件式が組み込まれている処理も、マクロにおいては定番中の定番。

逆に条件文の中に繰り返し文があるパターンも出てくるため、多くの過去問題をこなして、色々な記述形式に慣れておいてください。

 

シロ
シロ

記述形式は、数自体は少ないけど、似たような種類が多いよね

チョコ
チョコ

確かにな。ただ種類自体が少ないといっても、処理が複数個絡むと急激に難易度が上がる。だからこそ記述形式ぐらいは覚えて、試験時間を節約してくれ

・マクロにおいて最も重要なのは相対表現

表計算のマクロにおいて、絶対にマスターしておかなければならない要素があります。

それはセルの位置を参照する相対表現です。

相対表現は、基本情報技術者試験における表計算のマクロ問題において、必ずと言っていいほど解答に関わってきます。

だからこそ表計算のマクロを勉強するならば、相対表現の理解は必須と言えるでしょう。

 

また相対表現を理解するという事は、セルの番地についても、勉強をしておく必要があります。

例えば、

  • 相対表現で表しているセルはどこか?
  • 2つの相対表現で値をやり取りする場合、どのセル同士が対象になっているか?
  • ループで使用されている変数によって、相対表現がどのように参照されているか?

といったポイントについては、相対表現を理解するならば、必須と言える内容であるため、シッカリと勉強してマスターしておきましょう。

シロ
シロ

初心者の人が表計算のマクロを勉強していると、相対表現で詰まるパターンが多いよね

チョコ
チョコ

相対表現も紙の上で勉強しているだけだと限界が見える内容だからな

シロ
シロ

確かにセルの番地とか位置とかというのは、実際にセルを見ていないと、想像しにくい内容だよね

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・プログラムを書いて実行しておく

マクロのプログラムが複雑すぎて把握できない・・・

関数の処理がよく分からない・・・

そんな人は、一度問題に書かれているマクロや関数を表計算ソフトで実行してしまうのが良いでしょう。

マクロや関数を実際の表計算ソフトで実行してみると、

  • プログラムを実行して、実行結果を見る
  • 条件式に入力されているパラメーターを変えて、データの動きを見る
  • エラーを積み重ねて、正しい書式や構文を知る

といった要素により、プログラムで使われている機能や処理の流れが分かりやすくなります。

正直言ってプログラムを勉強する際に、
プログラムを書いて実行するといった勉強法以上の勉強はないため、
是非とも試しにプログラムを書いてみてください。

シロ
シロ

プログラムは、1つ作り上げるまでは時間が掛かる。けど1つ作ってしまえば、次からは劇的に作業時間が減るよ

チョコ
チョコ

ただExcelでマクロを書くという勉強がメインになってはいけない。あくまでも重要なのは、Excelの問題を解くのではなく、表計算という問題を解くというポイントだからな

シロ
シロ

ある程度時間を決めて、この時間までにマクロが全く書けなかったら答えや解説を見てみる、といったように臨機応変に勉強を進めてね

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・プログラムをトレースするという感覚を忘れずに!

表計算のマクロを勉強する上で、是非とも意識しておいてほしい要素があります。

それは表計算のマクロもプログラムの一種として、プログラムをトレースするという点です。

なぜこんな当たり前の要素を注意事項として挙げるかというと、表計算というプログラミング言語を選択する人の中に、

表計算のマクロなんて簡単だから、
プログラムを読む練習なんか必要ないだろw

という考えを持つ人がいるからです。

しかし冒頭でも言った通り、表計算を舐めている人は、必ずマクロで痛い目を見ます。

だからこそマクロの勉強に取り組む際には、
マクロもプログラミング言語の一種として、プログラムをトレースするという感覚を忘れないでほしいのです。

 

またプログラムをトレースするという行為は、表計算のマクロだけでなく、アルゴリズムの問題を解くためにも重要な要素と言えます。

他にもプログラムの処理が分からなくなった時に効果的な方法でもあるため、是非とも勉強時からプログラムをトレースするという感覚を大事にして勉強を進めてください。

シロ
シロ

表計算の問題って、巷ではもの凄い簡単なように取り挙げられているけど、勉強しないで点数が取れる分野ではないから注意しようね

チョコ
チョコ

特に情報処理の経験が浅い初心者であれば尚更だ。万全の準備をしないと、足元をすくわれると思って勉強をしてくれ

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・多くの過去問題を解いておく

表計算の問題を解く上で、多くの過去問題を解いておくという勉強も、重要な勉強法となっています。

特に重視したいのは、
問題文に書いてある機能や内容を解答に落とし込むといった作業。

なぜならば表計算問題の大半は、問題文に書いてある機能や内容を、解答に落とし込むといった形になっているからです。

そのため機能や内容を解答に結びつけるといった作業がスムーズにできれば、解答の確実性が上がり、試験時間の節約に繋がります。

だからこそ表計算の問題に取り組む際には、問題文からプログラムや式の機能、内容を読み取り、処理が頭の中でイメージできるようになってください。

 

シロ
シロ

過去問題の復習は、機能や内容を解答に落とし込むだけじゃなく、色々な問題に耐性を付けるといった意味合いもあるね

チョコ
チョコ

ただ表計算の場合は、過去問題の復習と関数やマクロの仕様暗記、プログラムを試すといった勉強をバランスよくする必要がある。

シロ
シロ

できる限り万全な準備をして、表計算の問題で高得点を取れるように準備をしてね

まとめ

今回は表計算の問題を解くための”勉強と準備”について解説しました。

関数の勉強について

  • 演算子、参照、関数は仕様を頭に入れておく
  • 関数の引数についても頭に入れておく
  • 関数は難しいものを優先的に勉強する

マクロの勉強について

  • マクロに関しては、記述形式も頭に入れておく
  • 条件式と繰り返し処理の組み合わせに慣れておく
  • プログラムを書いて実行しておく
  • マクロで最も重要なのは相対表現
  • 多くの過去問題を解いておく

表計算は、前半に出題される関数の問題を見ると、勉強しないでも得点が取れそうな分野に思えます。

しかしそんな油断した状態で、試験本番に臨むと、マクロによって絶望するようになるでしょう。

だからこそ関数もマクロも、キッチリ勉強をして試験に挑んでください。

 

ちなみに以下のページでは、表計算の問題を解くためのコツについて解説しています。

表計算問題の点数をしっかり伸ばす"コツ"について
表計算の問題をスムーズに確実に解くためのコツについて解説しています。ミスが発生しやすく、初心者が躓きやすい表計算の問題を解くために参考にしてください。

是非とも内容をチェックして、表計算の問題を一問でも多く解けるように参考にしてください。

 

また以下のページでは、表計算の勉強に使える参考書をレビューしています。

レビュー『基本情報技術者 表計算 とっておきの解法』
『基本情報技術者 表計算 とっておきの解法』は、基本情報技術者試験において表計算を選ぶならば、必ず選択肢に入れておいてください。分かりやすい解説、充実した問題の質と量、電子書籍版の無料ダウンロード権。素晴らしいポイントに溢れています。

今回解説したマクロについても、詳しく優しく解説している参考書であるため、初心者にもおススメできる参考書と言えるでしょう。

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