午後試験におけるソフトウェアの重要ポイント 意外に点が取りやすい

選択問題
スポンサーリンク

 

午後試験に出題されるソフトウェアの問題は、意外な点取り問題です。

なぜソフトウェアが点取り問題かというと、

・問題文を解答や図に落とし込むだけ
・基礎的な内容の問題が多い
・計算問題の出題率が低い

といった特徴がソフトウェア問題にはあるからです。

 

そこで今回は、基本情報技術者試験における午後試験で出題される
ソフトウェア問題にスポットライトを当てたいと思います。

注目ポイントは以下の通りです。

 

ソフトウェア問題は、問題に関する知識より、
問題文を読み解く読解力図の内容を解答に当てはめる応用力が必要になります。

そのためソフトウェア問題で高得点を取るためには、
過去問題の復習を重視して、問題を解き慣れるといった経験を積む方が良いでしょう。

出典および参考資料:
今回の記事は作成にあたり、
IPA(情報処理推進機構)の過去問題ページより、各回の過去問題を抜粋・編集しております。

 

シロ
シロ

午後試験に出題されるソフトウェア問題は、
簡単な問題が多いよね

チョコ
チョコ

知識があまり必要なくて、
問題文や図の内容を単純に解答に当てはめる問題が多いからな。
だが中には例外もある

シロ
シロ

例えば?

チョコ
チョコ

例えば、平成26年春期の設問1とかな。
あれは計算問題が苦手な受験者を落としに掛かっている問題だからな

シロ
シロ

ああ、なるほど。
あの問題は数学に強くないとダメな気がする・・・

チョコ
チョコ

あとは、平成28年春期に出題された問題とかな。
この問題はセルとガーべジコレクタを使った問題なんだが、
一目見て理解するのが難しい

シロ
シロ

あの問題は人によっては、
問題を見た瞬間に選択問題から外す可能性すらあるよね・・・

スポンサーリンク

 

・プロセスに関する問題が多い

まずソフトウェアの問題において頭に入れておきたいのは、
「プロセス」に関する問題が多いという点です。

プロセスに関する問題とは、
コンピューターのアプリケーションにおけるデータの流れや処理、
データの中身や実行時間といった内容を問われる問題です。

ちなみに出題傾向がランダムになりやすいソフトウェア問題の中でも、
プロセスに関する問題は、
平成21年から平成30年の試験において全13回中5回出題されました。

この数字は、ソフトウェアに関する問題の中では、断トツで高い出題率となっています。

 

またプロセスの問題は、制御、排他処理、スケジューリングがメインであり、
問題形式も似たようなものが多いという点が特徴です。

例えば、以下の問題をご覧ください。

平成24年秋期 午後試験 問1-1

出典:平成24年秋期 午後試験 問1より抜粋

上記の問題は、プロセスにおける排他処理を題材とした問題ですが、
以下のような問題が平成29年秋期にも出題されています。

平成29年秋期 午後試験 問2-1

出典:平成29年秋期 午後試験 問2より抜粋

ちなみに2つの問題の解答群をチェックしてみると、
内容はほぼ同じと言っていいようなものが並んでいます。

そのためソフトウェアの勉強をする際には、
過去問題の復習を中心に進めるようにしましょう。

ちなみに問題の正解は、
平成24年秋期が「ウ」
平成29年秋期が「エ」となっています。

また選択肢は違いますが、
内容は「y2の確保、y1の確保、y1の解放、y2の解放」となっており、
ほぼ同じ内容が使われているといった点が分かると思います。

 

どの問題も特に難しい問題でなく、
必要な知識もデータの流れといった基礎的な内容が中心であるため、
是非とも完璧に答えて点数を稼いでおきましょう。

 

シロ
シロ

プロセスに関する問題は、
処理の内容を図に当てはめるっていう問題が多いね

チョコ
チョコ

あと簡単な問題が多いっていうのも、
プロセスに関する問題の特徴だな。
内容を図や解答に当てはめるだけでいいからな

シロ
シロ

そういう問題が出題されたならば、
できる限り正解して点数を伸ばしておきたいね

スポンサーリンク

 

・問題文を解答や図に落とし込む問題も多い

ソフトウェア問題の難易度が低いといった理由に、
問題文を解答や図に落とし込む問題が多いといった点が挙げられます。

例えば、以下の問題は平成26年秋期に出題された
プロセスごとのターンアラウンドタイムを求める問題ですが、

平成26年秋期 午後試験 問3-1

平成26年秋期 午後試験 問3-2

平成26年秋期 午後試験 問3-3

出典:平成26秋期 午後試験 問3より抜粋

重要なのは、黄色い下線が引いてある
プロセスの割り当て方とターンアラウンドタイムについての内容だけ。

あとはプロセスの到着時間を当てはめると、
簡単に解ける問題となっています。

ちなみに問題の答えは、
「a」が選択肢「キ」の300ミリ秒
「b」が選択肢「カ」の180ミリ秒
「c」が選択肢「ウ」の90ミリ秒

もし問題の解き方が分からない人は、
表1の内容を元に図5の○に続いて、残りの処理を○で書き込んでみてください。

 

また問題文を解答や図に落とし込む問題は、
ソフトウェアに関する知識より、問題を読み解く能力や内容を理解する能力の方が重要です。

そのためソフトウェア問題は、
問題文さえしっかり読めれば、問題を解ける確率が高いと言えるでしょう。

 

ソフトウェアの問題を解くためには、
問題に対する知識より、問題への対応力が重要です。

だからこそ普段の勉強から過去問題の復習を取り入れて、
問題文を読み解く能力や内容を正しく理解する能力を身に付けておいてください。

 

シロ
シロ

ソフトウェアの問題は、
問題文を解答や図に落とし込む問題が多いのは分かったけど、
ソフトウェア自体の出題率はどんなもんなの?

チョコ
チョコ

平成21年春期から平成30年秋期の試験を調べたところ、
全20回中13回でソフトウェアの問題は出題されているぞ

シロ
シロ

結構出題率は高そうだね。

チョコ
チョコ

まあ2回に1回ぐらいのペースで出題されているようだから、
ある程度マークしておいて損はない分野だと言えるな

スポンサーリンク

 

・計算問題の出題頻度は低い

ソフトウェアの問題は、計算問題の出題比率が低いといった特徴があります。

ソフトウェアの問題において、計算問題が出題されたのは、
平成21年から平成30年の試験において全13回3回
(平成23年春期、平成26年春期、平成27年春期が該当します)

またすべての問題が計算問題であるといったパターンは、
今まで出題されていないため、
実際ところ計算問題の出題率はもっと低いと言えるでしょう。

 

ちなみにソフトウェアで出題される計算問題は、
問題によって難易度の差が激しいといった特徴があります。

基本的には簡単な四則演算ができれば大丈夫な問題もあれば、
キッチリと問題文から式を作る少し複雑な問題も出題されるようです。

だからこそソフトウェアという分野において計算問題の対策を考えるとしたら、
ソフトウェアに限らず色々な計算問題を解いて、
計算問題への耐性を付けておくといった対策が有効になるでしょう。

 

チョコ
チョコ

ソフトウェアにおける計算問題は、
ソフトウェアの中の1問程度しか出題されないから
無視しても良いんじゃないか?

シロ
シロ

まあ状況を見て、
他の問題に自信があるなら無視しても良いかも。
ただ試験時間が余っているようであれば、
苦手な問題でも粘る努力を忘れないようにしてね

 

・重要キーワードと頻出キーワード

最後に午後試験のソフトウェアにおいて、
出題率が高い、登場回数が多い重要キーワードについて発表します。

まずは重要キーワードについてです。

・排他制御
・デッドロック
・2分木
・インタプリタ
・LFU
・LIFO
・LRU
・FIFO
・状態遷移図

重要キーワードについては、
問題の解答に直接関わる点を重要視して選んでおります。

また今回は出題回数も考慮して選定しました。

 

次に出題率が高い、登場回数が多いキーワードについてです。

・ラウンドロビン方式
・タイムクウォンタム
・オーバヘッド
・原始プログラム
・排他制御
・デッドロック
・コンパイラ
・2分木
・2項演算子
・到着順方式
・ターンアラウンドタイム

今挙げた頻出キーワードは、午後試験のソフトウェア問題において、
2回以上出題、もしくは問題文内に登場したキーワードになります。

是非とも語句だけでなく、
内容も把握するようにして、ソフトウェアの点数を底上げしてください。

 

チョコ
チョコ

何だかソフトウェアに出題されるキーワードって、
基礎的な内容が多い気がするな

シロ
シロ

まあ基本情報技術者試験に合格するならば、
覚えているべきキーワードが並んでいるね。
でも勘違いしやすいキーワードもあるから注意してね

スポンサーリンク

 

・ソフトウェアの出題率について

基本情報技術者試験では、
2020年の試験から午後試験における問題割合が、以下のように改正されます。

問題番号分野選択方法配点
出題数回答数
問1情報セキュリティ解答必須20点
問2~問4

ソフトウェア・ハードウェア、データベース、
ネットワーク、ソフトウェア設計

3問2問各15点
問5プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム戦略、経営戦略・企業と法務1問
問6データ構造とアルゴリズム解答必須25点
問7~問11ソフトウェア開発(C言語、Java、Python、
アセンブラ言語、表計算ソフト)
5問1問25点
合計11問5問100点

もちろん今回解説したソフトウェアも問題比率の改正対象になっているため、
試験を受ける前に、必ず改正内容を確認しておくようにしてください。

 

シロ
シロ

ソフトウェアに関しては、
テクノロジ系の問題の一部として、
高い確率で出題されると思っておいた方が良いね

チョコ
チョコ

マネジメント系の出題率から比較すると、
勉強の配分を変える必要が出てくるかもな

 

まとめ

基本情報技術者試験におけるソフトウェア問題は、
以下のような特徴があります。

・プロセスに関する問題が多い
・問題文を解答や図に落とし込む問題が多い
・計算問題の出題頻度は低い
・ソフトウェアで必要になるキーワードは、解答に直接関わるパターンが少ない
・ソフトウェアは、高い確率で出題されると考えて勉強しておく

 

ソフトウェア問題の特徴を一言で表すならば、
よく考えれば解ける問題が多い

また問題文が読み解けるかが重要といった内容になっています。

 

そのため普段の勉強から、過去問題の復習を中心にこなして、
長文をスムーズに読み解ける能力を身に付けておきましょう。

コメント