基本情報技術者試験の勉強をしていると、

勉強に集中できない・・・

自分がどのくらい成長できているか分からない・・・
なんて事態が発生したりしていませんか?
そんな貴方におすすめするのが、スケジュールを利用した勉強法です。
短期スケジュールを作成して勉強に取り組むと、
勉強への集中度が上がり、自分の成長度が実感できます。
そして最終的には、
試験の点数アップ、試験合格へと繋がっていくでしょう。
目次
スケジュールの立て方は、とても単純で簡単です。
しかし、やっているのとやっていないのとでは、天と地ほどの差が出ます。
あなたも効率的な勉強をするために、スケジュールを立てた上で勉強をしてみてはいかがでしょうか?

スケジュールに乗っ取った勉強って、誰もが一度は夏休みで挫折した勉強法じゃないかな?

夏休みの勉強ではそうかもな。ただ基本情報技術者試験の場合は、試験が難関であるだけに効果は高い。

そもそもスケジュールを立てるという行為は、難しい試験であればあるほど効果的だね
・スケジュール表を作る前の注意事項
・大きい目標から小さい目標へスケジュールを立てる

スケジュールを立てる際における最初の注意点として、
スケジュールは長期的目標から短期的目標へと計画するといった点があります。
スケジュールを立てたことがある人は分かると思いますが、短期的目標から長期的目標を作ると、必ず計画に無茶や変更が出てきます。
そんな状態を防ぐためにスケジュールを立てる際には
- 1ヶ月ごとの長期目標
- 1週間の中期目標
- 1日の短期目標
といった順番でスケジュールを立ててください。
上記のような順番でスケジュールを立てられれば、スケジュールによるズレを少なくして、スムーズにスケジュールが立てられるでしょう。

短期的目標からスケジュールを作ってしまうって方法は、スケジュールを立てたことの無い人がやってしまいがちなミスだよね

どんな物事でも言えるが、細部から物事を考えるのは無理がある

だからある程度概要を知ってから、細部を詰めた方が賢いやり方だと言えるね
・勉強量でスケジュールを立てる

勉強のスケジュールを立てる際の大前提となるポイント。
それは勉強量でスケジュールを立てるという点です。
よく勉強のスケジュールを立てる際に、勉強時間でスケジュールを立てる人がいます。
ただ勉強時間でスケジュールを立てると、グダグダと勉強をしてしまう原因になるため注意が必要です。
また勉強時間による勉強は、勉強している内容が理解できないまま終了するといったパターンが発生する可能性もあります。
そのため勉強のスケジュールを立てる際には、是非とも勉強量でスケジュールを立ててください。
ちなみに勉強量でスケジュールを立てるメリットは、
- 到達目標が明確になる
- 何処まで勉強できているかという確認が容易である
- スケジュールの変更にも対応しやすくなる
という点につきます。
最初の内は勉強量の把握が難しいと思いますが、慣れてしまえば調整が簡単になっていくため、是非とも勉強量を中心にスケジュールを考えてみてください。

勉強を時間で区切っていると、どうしても中途半端な所で、勉強を切り上げるパターンが出てくるよね。

だからこそ勉強量によるスケジュールの立て方が重要になる訳だな。ただ勉強量をメインにスケジュールを立てる際には、次に解説する内容が重要になる

それはなに?

現実的な目標を立てるっていう点だ
・現実的な目標を立てる

勉強量でスケジュールを立てる際、現実的な目標を立てるというポイントも重要です。
想像してみてください。
勉強量を詰め込み過ぎて、休憩時間もなしに勉強をするとどうなるか?
- 到達目標までイマイチ身にならない
- 突発的な出来事や私用に対応できない
- 勉強へのモチベーションが無くなる
だからこそ上記のような事態を防ぐために、勉強のスケジュールはできるだけ現実的に、そして無理のない量を計画すべきなのです。
ちなみに無理のない勉強量を設定すると、以下のようなメリットが発生します。
- 休憩時間の確保が容易になる
- 勉強への集中力が増す
- 勉強を前倒しできる余裕が生まれる
そのため勉強のスケジュールを立てる際には、コツコツと勉強をする前提で、
余裕のある現実的なスケジュールを立てるようにしましょう。

余裕のある現実的なスケジュールを立てるためには、できるだけ早い段階から勉強を始める必要があるね

だからこそ1か月前からの勉強とかは推奨できない。どうしても無理のあるスケジュールになりがちだからな

平日や休日、すべての時間を勉強に充てられる訳じゃないからね
・勉強量の基準について

スケジュールを立てるといっても、どのくらい勉強をしたらいいか分からないな・・・
そういった方のために、この見出しではザックリとですが勉強量の基準について解説します。
ズバリ基本情報技術者試験における勉強量を合計100の基準にすると、下記のような内容になります。
- 午前試験(25)
- テクノロジ系(12)
- マネジメント系(6)
- ストラテジ系(7)
- 午後試験(75)
- 長文問題(15)
- アルゴリズム(30)
- プログラミング言語(30)
基本情報技術者試験では個人差はありますが、
午前試験を「1」とすると、午後試験は「3」程度、勉強量が必要になります。
またアルゴリズムとプログラミング言語については、
それぞれ独自の勉強が必要となるため、長めに勉強時間を確保しておきましょう。
ちなみに以下のリンクでは、基本情報技術者試験における勉強時間について解説をしています。

勉強のスケジュールを立てる際に参考にしてください。

基本情報技術者試験では、勉強時間の大半が、午後試験の勉強になるね

何故ならば多くの受験者が、午後試験の勉強で一度挫折するようになるからだ
・平日と休日で計画を別々に立てる

スケジュールを立てる際には、
学校もしくは会社がある日とない日で別々にスケジュールを立てる必要があります。
当たり前のように感じる内容ではありますが、スケジュールを初めて立てる人は見逃す可能性が高いため注意が必要です。
ちなみに平日と休日のスケジュールを考える際には、
睡眠時間と休憩時間を明確に決めるというポイントを重視しましょう。
- ダラダラ勉強しない!
- ダラダラ休憩しない!
- ダラダラ眠らない!
上記の3か条が最も重要なポイントと言えます。
またスケジュールを立てる際の勉強量や勉強時間は、まとまった時間を確保するのも良いですが、
余った時間に勉強をねじ込む方法もおすすめです。
具体的に言うと、
- 朝、1時間から2時間程度、早めに起きて勉強をする
- 通学や通勤の移動時間にスマートフォンを使って勉強する
- 参考書を電車やバスに持ち込む
といった形で勉強を進めると、勉強時間と勉強量に余裕が出るため、かなりおすすめな方法と言えるでしょう。

休日に関しては、確保できる時間に合わせて勉強の量を調節してね

あとスケジュールを考える上で、完全な休日を作ることも非常に大事なポイントだぞ

やみくもに勉強を続けても、勉強に集中できない、モチベーションが下がるといったデメリットばかりだからね
・前日の復習と過去問題の復習を毎日組み込む

基本情報技術者試験の勉強は、
過去問題の復習が必要不可欠です。
また勉強した内容が記憶に定着するように、過去に勉強した内容の復習も勉強のスケジュールに取り入れましょう。
ちなみに過去に勉強した内容を復習するタイミングについてですが、
勉強をした翌日、3日後、7日後、1か月後程度のペースがおすすめです。
もし覚えた内容が曖昧だったり、不安だったりする場合は、3日1度程度、該当する内容の過去問題を解いて、覚えた内容を頭に刷り込みましょう。

ちなみに過去問題の復習と勉強した内容の復習は、別の学習方法になるから勘違いしないでね

そんなこと注意しなくても問題ないだろ

いや過去問題の復習と勉強した内容の復習を混同して、テストがボロボロだったって人がいるから・・・

それは悲惨だったな・・・
・今日勉強したこと&明日勉強することを寝る前に確認

今日勉強したこと、明日勉強することを寝る前に確認するのは、
勉強した内容の明確化、目標の明確化に使えるため是非ともスケジュールに取り入れてください。
やり方は簡単。
夜寝る前に、今日勉強したことを思い出す。
明日勉強する内容をサッとで良いので確認してみるだけ。
また勉強した、勉強する内容をザックリと見てみるのも良いでしょう。
やっていることは非常に単純で、あまりにも簡単ですが、
勉強した内容が明確になり、翌日の勉強がスムーズに始められるという大きなメリットがあります。
勉強だけでなく、仕事にも使える方法であるため、是非とも日常化して、作業をスムーズにそして効率的に進められるようにしましょう。

今日勉強したこと、明日勉強することを寝る前に確認するのは、簡単に言えば、予習と復習の簡易版といった感じだね

単純な割に効果は本当に高い。絶対にやった方が良いぞ!
・中長期のスケジュールは紙、短期のスケジュールはパソコン

最後に細かい注意点を一つだけ。
それは中長期のスケジュール表は、紙に書く。
短期のスケジュール表は、パソコンのメモ帳に書くというポイントです。
理由は単純。
短期スケジュールを紙に書いておくと、大量の紙が邪魔になるから。
そのため1日以下の短期のスケジュール表は、パソコンのメモ帳にフォルダ化してまとめておきましょう。

ちなみに紙とデータに分けるのが面倒だという人は、パソコンに一括管理してしまっても良いよ

まあスケジュール表の作成を忘れない事と場所を取らなければ、方法は何でも良いぞ
・スケジュールの立て方
・長期目標は1か月単位

では先に説明した勉強量を基準に、1ヶ月ごとの長期目標からスケジュールを立てていきましょう。
1ヶ月ごとの長期目標となるスケジュール表は、かなり大雑把なスケジュール表で結構です。
例えば4月に基本情報技術者試験があるとして、
- 1月5日~
基本情報技術者試験の勉強を始める - ~1月20日
午前試験の勉強を終わらせる - ~2月20日
プログラミングとアルゴリズム以外の勉強を終わらせる - ~4月1日
プログラミングとアルゴリズムの勉強を終わらせる - ~試験日
勉強した内容の総復習に当てる
といった具合になります。
またあくまでも目標として、少しスケジュールを前倒しするつもりで、余裕を持って目標を立てましょう。
では次に、1週間ごとの目標を掲げたスケジュールを作成します。
・中期目標は1週間単位

例えば先に説明したスケジュールを1週間目~4週間目と分けて、
- 1週目
情報数学、ハードウェア、ソフトウェア - 2週目
データベース、ネットワーク、セキュリティ - 3周目
ソフトウェア設計、各種マネジメント - 4週目
各種戦略、企業と法務について
といった具合にスケジュールを立ててください。
そして最後に1週間のスケジュールを、次に解説する1日ごとのやることリストに当てはめていきましょう。
・短期目標は1日単位

短期目標の対象となる「やることリスト」は、1日分のやるべき勉強の内容をリストアップする方法となります。
例えば今日は参考書の「どの章」「どのページまで」進めるといった具体的なラインを決めてください。
あとは勉強を始めるだけです。
すると後で見返した時に、自分がどの程度勉強したかという確認ができます。
他にもやることリストには、
- 自分の勉強における到達度が一目で分かりやすい
- スケジュールに則った勉強が両立できる
といったメリットが有ります。
とても単純ですが理にかなっている方法であり、成長が実感できる方法であるため是非とも試してみてください。

まとめると「長期」「中期」「短期」といった順でスケジュールを作成する。そして目標の期間が細かくなるごとに、内容も細かくしていくだけだね

特に難しくはないが、基本的には余裕のあるスケジュールにしておくのがコツと言えるな。スケジュールは変動するのが普通だからな

加えてスケジュールは前倒しするようにしてね。スケジュールが遅れると、心の余裕が無くなって、モチベーションの低下に繋がるからね
・時間単位でのスケジュール作成

1ヶ月単位のスケジュール、1週間単位のスケジュール、1日単位のスケジュール。
更に念を入れたい人は、時間単位のスケジュールをザックリと作成しましょう。
時短単位のスケジュールの作成は、とても簡単。
45~50分の勉強を、15~10分の休憩と組み合わせて、1コマ60分、1セットとしてスケジュールを立ててください。
- 例.とある休日のスケジュール表
- 1・2コマ目
ハードウェア(用語暗記) - 3コマ目
ハードウェア(論理演算) - 4コマ目
ハードウェア(レジスタ アドレス関係) - 5・6コマ目
過去問題の復習(覚えた内容をごちゃ混ぜにして復習する)
- 1・2コマ目
といった形で、勉強する内容とコマ割を書き出しましょう。
あとは自分が勉強できそうな時間に合わせて、各コマを当てはめるだけとなっています。
ちなみに何故、1コマ45分程度の勉強時間にするかというと、人間の集中力は、長く続いても45分程度が限界だからという理由があります。
上手く利用できれば、勉強もプライベートも余裕を持った生活が見えてくるでしょう。
時間単位の細かいスケジュールを作成して実行すると、自己管理がとても容易になります。
つまり時間単位の細かいスケジュールは、
勉強をサボりがちの人にこそ取り入れて欲しい勉強法です。

時間単位のスケジュールに関しては考え過ぎないようにね。あくまでも勉強するのが目的だからね

あと勉強時間がほとんど取れない時も、時間単位のスケジュール作成は、省いてしまってもOKだ

だけど簡易的なスケジュール表みたいな、やることリストだけは作っておいた方が良いかもね
まとめ
今回は勉強のスケジュールについて解説をしました。
スケジュールを立てる際の注意点
- スケジュールを立てる順番は、大きい目標から小さい目標へ
- 勉強量でスケジュールを立てる
- 現実的な目標を立てる
- 勉強量の基準は、午前1:午後3
- 平日と休日は、計画を別々に立てる
- 勉強の復習と過去問題の復習は、毎日組み込む
- 今日勉強したこと明日勉強することを寝る前に確認
- 中長期のスケジュールは紙、短期のスケジュールはパソコン
スケジュールの立て方
- 長期目標は、1ヶ月単位のスケジュール表
- 中期目標は、1週間単位のやることリスト
- 短期目標は、1日単位のやることリスト
- 余裕が有れば時間単位のスケジュールも
基本情報技術者試験の勉強は、勉強量が多いだけに、勉強する期間が長くなりがちです。
そのためスケジュールを立てた勉強が非常に効果的であり、スケジュールに則った勉強であるかないかで大きな差がつきます。
ちなみに以下のページは、過去問題をどれだけ勉強したら良いかという基準を解説しています。
スケジュールの調整に使える情報であるため、是非ともチェックしておきましょう。
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