あなたが普段何気なく行っている行為、メモを取る。
実は基本情報技術者試験においては、メモを取る、注釈を入れるという行為が非常に重要です。
なぜメモや注釈が重要かというと、
といったポイントが挙げられるからです。
問題文にメモをする、注釈を入れるという行為は、
上手く利用すれば用語や問題の内容を暗記しやすくなるといった効果があります。
特に覚えるのが苦手な用語、何度も間違えてしまう用語に有効であるため、
是非ともメモや注釈を活用して、用語を効率よく覚えてみてください。

ちなみに管理人は、学生時代メモを全くしない人間だったから、会社に入ってすごく苦労したらしいよ

例えば、どんな状況で苦労したんだ?

メモが取り慣れていないから、見返した時に分からない。ゴチャゴチャしたメモになっているから、他人に見せても理解してもらえないとかだね

それはヒドイなw

みんなはそんな状況にならないように、今の内からメモを取る訓練をしておこうね
・問題を効率的に解くためにメモを活用

基本情報技術者試験の午後試験は、長文問題がメインとなっています。
そんな長文問題を解いている時に発生しやすいのが、
「内容Aを理解したけど、内容Bに集中していたら、理解した内容Aを忘れていた。」
なんて状況です。
しかし、そんな状況を回避してくれるのが、メモを取る、注釈を入れるという行為。
理解した内容を逐一メモしておけば、他の部分に意識を向けて、元の内容に戻ってきたとしても、すぐさま内容が理解できるでしょう。
つまりメモを取る、注釈を入れるという行為は、
試験時間の節約、問題を効率的に解くといったメリットがあります。
特に午後試験における長文問題を、効率良く短い時間で解くためには必須と言える要素であるため、勉強中からメモを取るといった行為を必ず意識するようにしてください。

午後試験の問題で使われる長文は、基本的に原稿用紙4~5枚分もある長文だ。

問題の密度も量も、かなりボリュームになっているね

しかしそんな問題を頭の中だけで解いていれば、途中で必ず限界が来る。

だからこそメモを取る、注釈を入れるという方法で、効率的に問題を解いていこう!
・メモを使ってプログラムの理解度アップ

基本情報技術者試験の鬼門、プログラミングとアルゴリズムでは、メモを取る、注釈を入れるという行為がとても重要です。
というのもプログラミングとアルゴリズムは、プログラムで使う変数や処理が、
基本的に英語。
試験で使われるプログラムの長さを考えると、メモを取る行為は必須。
更に変数や配列は自分で設定したものではないという点を考えると、ほぼ確実にメモを取る行為が必要となります。
またプログラミングとアルゴリズムは、問題自体が難しいといった特徴も。
ただでさえ問題が難しいのに、問題文も長い。
すると自動的に、色々な箇所に意識を向ける必要が出てくるため、メモを取っておかないと効率良く問題を解くのが難しくなります。

プログラムにおいて、他人が設定した変数名を読み取るのは、結構難しいよね

処理についても同じことが言えるな。「なんだこの単語?」っていう状況は、本当によくあるからなw

自分がプログラムを組む場合は、知らない英単語は避けて、ローマ字読みでつけるパターンも多いからね。

人によって組むプログラムは様々だ。だからこそ色々なプログラムを読んで試験に挑んでくれ
・問題にメモや注釈を入れると暗記しやすい

メモや注釈は、問題を効率的に解く、試験時間を節約できるだけではありません。
メモや注釈を使うと、
問題に使われている用語や内容を暗記しやすくなるといったメリットも有ります。
また単純にメモをするだけでなく、
- 解答に至った経緯や自分が関連して覚えやすいことをメモしておくと、
- 変数や配列の内容を書き出しておく
というポイントを心がければ、より効率良く問題が解けるようになります。
更に定期的にメモした内容を見返して復習すれば、より効率的な暗記が可能になるでしょう。

ちなみにメモや注釈を使った暗記は、正解した問題よりも、間違えた、もしくは間違えやすい問題に対してより有効だよ

もしメモを問題に書き込めないといった場合は、メモ用紙やノートに、メモした内容と問題番号を書いておくと良いぞ

自分なりにメモしやすい方法で、できる限り詳細に内容を書き残せるように訓練してみてね
・社会に出るための訓練になる

メモを取る、注釈を入れるといった行為における最大のメリット、
それは社会に出るための訓練に使えるといった点です。
例えば学生の場合、物事を教わる際には、プリントが配られると思います。
しかし会社に入り先輩から仕事を教えてもらう時は、自分でメモを取るといったケースが一般的です。
そんな時に、メモを取り慣れていないといった事態が発生したらどうなるでしょうか?
ほぼ間違いなく「ああ、この新入社員はメモすらもできないのか」と思われます。
そういった状況を避けるためにも、今の内からメモを取るという習慣を身に付けておいた方が良いでしょう。

ちなみに綺麗なメモが作れないという人は、2段階のメモを作ってみてくれ

やり方は簡単で、1枚目のメモは聞いたことをサッとメモする。そしてメモした内容を、再度他のノートに清書する。これだけでかなりスッキリしたメモが出来上がるよ

1枚目のメモをする際に漢字や英語が分からなければ、一度カタカナで書いてしまって後で直せば良い。

とにかく1枚目のメモは、字が汚くても問題ないから、内容だけを確実にメモするように心がけると良いよ
まとめ
今回は試験におけるメモの重要性について解説しました。
- 午後試験では問題を効率的に解くために必要
- プログラミングとアルゴリズムではメモが必須
- 問題にメモや注釈を入れると暗記しやすい
- 社会に出るための訓練になる
問題を解く過程でメモを取る、注釈を入れるという行為は、
問題を効率的に解くために必要不可欠であり、試験時間の短縮に使えます。
またプログラミングとアルゴリズムに関しては、「メモを取らなかったら、どうやって問題を解くの?」と思えるぐらい重要な行為です。
他にもメモや注釈を活用すると、
暗記に使える、社会に出てからは必要不可欠であるといった点を考えると
必ず学生の時から身に付けておきたい技能と言えるでしょう。
ちなみに以下のページでは、効率良く暗記をする方法を解説しています。

どちらもメモや注釈と同じくらい、基本情報技術者試験に重要な要素であるため、是非ともチェックしておいてください。
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