計算問題の出題率が高い「経営戦略・企業と法務」の問題傾向について

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「経営戦略・企業と法務」は、
基本情報技術者試験における午後試験で出題される分野の中でも、
少し異質な分野と言えるでしょう。

その理由は、「経営戦略・企業と法務」の問題は、
午後試験において必ずと言っていい程、計算問題が出題されるという点です。

また「経営戦略・企業と法務」は、
ビジネス系の用語が多用されるのもポイントの1つとなっています。

 

今回はそんな特徴を持っている「経営戦略・企業と法務」について、
問題の傾向と対策ポイント、そして重要キーワードを解説します。

重要なポイントは以下の通りです。

 

「経営戦略・企業と法務」は、
基本情報技術者試験に出題される分野の中でも、
情報というよりビジネスの分野に関係してくる分野だと言えます。

そのため「経営戦略・企業と法務」の問題を解く際は、
情報の知識より、ビジネスの知識文章を読む力が問われるでしょう。

 

チョコ
チョコ

「経営戦略・企業と法務」って
改めてチェックしてみると、かなり異質な分野だよな

シロ
シロ

そうだね。
問題に出てくるキーワードとかも、
ビジネス寄りの用語が目立つからね

チョコ
チョコ

計算問題にビジネス寄りの内容、加えてグラフの読み取り。
色々勉強する面が多くてしんどいな。・・・

シロ
シロ

まあ情報の知識はあまり必要ない分野だから、
気分転換だと思って勉強してみると良いよ

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・計算問題が必ず出題されると思って勉強しておく

「経営戦略・企業と法務」を勉強する上で、一番大事な情報。

それは「経営戦略・企業と法務」では、
必ず計算問題が出題されると思って勉強しなくてはいけないというポイントです。

 

過去10年の基本情報技術者試験における
午後試験の「経営戦略・企業と法務」を調べたところ、

「経営戦略・企業と法務」において計算問題が出題されたのは、
10回中9回

つまりほぼ全ての試験で、計算問題が出題されています。

また計算問題が出題されなかったのも、
平成22年春期の試験だけとなっているため、
今後も間違いなく、計算問題が出題されると思って勉強をしておきましょう。

 

また「経営戦略・企業と法務」の計算問題には、変動費率や固定費の計算

他にも作業量の算出売上金額の計算といった問題が題材になっています。

どの計算も問題を解く上で特別な計算は必要ありませんが、
計算式を立てるための経験が必要になるという点が共通した特徴と言えるでしょう。

 

そのため「経営戦略・企業と法務」の勉強を進める際には、

・文章を読む練習
・計算式を立てて、解く練習
・過去問題の復習

といったポイントを重視しておきましょう。

 

チョコ
チョコ

ちなみに「経営戦略・企業と法務」の計算問題を解くためには、
どのくらいの計算ができる必要があるんだ?

シロ
シロ

そうだね。
ザックリ言ってしまうと、四則演算と分数や小数。
あとは方程式が解けるようになっていればOKかな

チョコ
チョコ

なんだそんなもんで良いのか

シロ
シロ

ただ油断は禁物だよ。
長い文章から式を立てる必要があるから、
問題に慣れていないと、式の立て方を間違える可能性もあるからね

チョコ
チョコ

だからこそ、
過去問題の復習を中心に勉強するべきなんだな

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・問題によって難易度に差がある

「経営戦略・企業と法務」における過去問題を進めるにあたって、
1つだけ注意すべき情報が有ります。

それは「経営戦略・企業と法務」で出題される問題は、
問題によって難易度に差があるという点です。

また過去問題が古くなるほど、問題の難易度が下がるといった特徴もあります。

特に平成23年辺りを境に難易度の変化が顕著になるため注意が必要です。

 

そのため過去問題の復習をするならば、
古い問題を「経営戦略・企業と法務」の入門編として、
新しい問題を応用編として使い分けて勉強すると良いでしょう。

 

チョコ
チョコ

「経営戦略・企業と法務」の問題は、
古い問題と新しい問題でそんなに難易度が違うのか?

シロ
シロ

そうだね。平成23年より以前の問題は、
計算問題の出題率が低い、計算自体が簡単、
問題文を当てはめるだけで解答できるといった特徴があるよ

チョコ
チョコ

なんだそりゃ。
あまりにも簡単すぎないか?

シロ
シロ

うん。だからこそ問題の使い分けをした方が良いと思う。
古い問題は入門編として、新しい問題は応用編としてね

チョコ
チョコ

古い問題だけを解いて得意気になっていると、
痛い目を見そうだな

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・ビジネス用語だけでなく略語も押さえる

「経営戦略・企業と法務」の問題文に使われているキーワードは、
ビジネス用語のようなキーワードが中心です。

例えば、売上高や営業利益といった単純な用語から、
損益分岐点といった難しそうな用語まで。

またキャッシュフローやフリー・キャッシュフローといった用語に関しては、
CFやFCFといった略語で、問題文に登場するパターンもあります。

 

また略語を利用した問題文では、
略語の元になっている用語が頭に入っているという点がとても重要になります。

そのため「経営戦略・企業と法務」の勉強をする際には、
キーワードの把握過去問題の復習を押さえて勉強を進めましょう。

 

シロ
シロ

基本情報技術者試験の午後試験においては、
長い用語が略語として、問題文で表記されるのも珍しくはないよね

チョコ
チョコ

午後試験の長文問題では、度々略語が使われるからな。
早い段階で慣れておいた方が良いぞ

シロ
シロ

ちなみに用語や略語の暗記に関しては、
以下のページを参考にしてみてね

用語や単語を効率よく暗記するには? 基本情報技術者試験の暗記法!
基本情報技術者試験の用語や単語を効率よく暗記するには? 関連した用語、用語のイラスト、過去問題といった様々な要素を活用しましょう。

 

・グラフに関する内容も要注意!

グラフ

「経営戦略・企業と法務」という分野を勉強する際には、
グラフに関する内容も把握しておく必要があります。

例えば、平成27年秋期では、
以下のような問題が「経営戦略・企業と法務」において出題されました。

平成27秋期 午後試験 問7-1 

平成27秋期 午後試験 問7-7

平成27秋期 午後試験 問7-2

平成27秋期 午後試験 問7-5

平成27秋期 午後試験 問7-6

平成27秋期 午後試験 問7-4

出典:平成27年秋期 午後試験 問7より抜粋

上記の問題は、売上高を多重円グラフに、営業利益をパレート図に表した問題です。

問題の正解は、
「b」が「イ」
「d」が「イ」
となっています。

・「b」の多重円グラフについて
内側のグラフを2015年、
外側のグラフを2016年の構成比である点を頭に入れて、
P事業部の構成比に着目すると、選択肢を「ア」「イ」に絞り込めます。

更に表2の業績改善表を元に、T事業部における2016年の売上高と構成比を
売上高 10×1.5(表2より50%増加)=15億円
構成比 15÷416(表3の合計売上高) =3.6%
と出して内容をグラフに当てはめると、答えは「イ」となります。

・「d」のパレート図について
まず折れ線グラフが2016年の構成比である点に着目します。
するとP事業部の構成比は43.3%であるため、
選択肢を「イ」か「エ」に絞り込めます。

次に今回のパレート図は、営業利益を元にしているため、
縦の棒グラフは、それぞれの事業部が降順に並んでいる点に着目します。
すると選択肢「イ」と「エ」の違いは、TとSの順番によるものであるため、
S事業部の営業利益を出せば、答えが出せるでしょう。

ちなみにS事業部の営業利益は、
2016年度の売上高×営業利益率で出せます。
50(表3の売上高)×0.1(表2の利益改善)=5億円
後はTとSの営業利益を比較すると、答えは「イ」となります。

 

答えで解説しているポイントは、
問題文を注意深く読み取れば分かる内容になっていますが、
少ない試験時間から内容を読み取るのはとても困難です。

だからこそ「経営戦略・企業と法務」という分野に挑む際には、
グラフの概要を頭に入れて、問題を素早く答えられるようにしておきましょう。

 

チョコ
チョコ

グラフに関する問題って、
内容を知らないと、途端に難易度が上がるよな

シロ
シロ

似たようなグラフも多いからね。
「経営戦略・企業と法務」の隠れた難関ポイントかも・・・

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・重要キーワードと頻出キーワードについて

 

「経営戦略・企業と法務」における重要キーワードは以下の通りです。

・損益分岐点
・売上高
・変動費
・固定費
・変動費率
・損益計算書
・貸借対照表
・営業利益
・経常利益

 

また「経営戦略・企業と法務」において、
2回以上使われた頻出キーワードは以下の通りです。

・売上高
・営業利益
・営業利益率

どの用語も、似たような用語が多いため、
イラストや単語帳を使ってキッチリ覚えるようにしてください。

 

チョコ
チョコ

なんか頻出キーワードが少なく感じるんだが?

シロ
シロ

「経営戦略・企業と法務」の場合、
同じような問題が少ないからね。
だから同じキーワードが使われるといったパターンが少ないよ

チョコ
チョコ

じゃあ広く浅くキーワードを覚える
という点を重視した方が良いかもな

シロ
シロ

そうだね。
一通り用語の暗記を終えたら、
サッサと過去問題の復習に移った方が良いかもね

 

・「経営戦略・企業と法務」の出題率について

基本情報技術者試験では、
2020年の試験から午後試験における問題割合が以下のように改正されます。

問題番号分野選択方法配点
出題数回答数
問1情報セキュリティ解答必須20点
問2~問4

ソフトウェア・ハードウェア、データベース、
ネットワーク、ソフトウェア設計

3問2問各15点
問5プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム戦略、経営戦略・企業と法務1問
問6データ構造とアルゴリズム解答必須25点
問7~問11ソフトウェア開発(C言語、Java、Python、
アセンブラ言語、表計算ソフト)
5問1問25点
合計11問5問100点

また今回解説した「経営戦略・企業と法務」ならば、
マネジメント系と混同するような形になるため、
1/4程度の確率で出題されると考えておきましょう。

 

シロ
シロ

「経営戦略・企業と法務」は、
改正前の出題率なら1/2程度の出題率だったけど、
改正によって出題率がかなり下がるんだね

チョコ
チョコ

1/4の確率で出題となると、
どの程度勉強するか塩梅が難しくなるな

シロ
シロ

今後はスケジュールによる勉強の配分が
より重要になるかもね

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まとめ

今回は「経営戦略・企業と法務」の重要キーワードと問題傾向について解説をしました。

・計算問題が必ず出題されると思って勉強しておく
・問題によって難易度に差がある
・ビジネス用語だけでなく略語も押さえる
・グラフに関する内容も把握しておく

・重要キーワードは広く浅く覚える、頻出キーワードは少ない
・「経営戦略・企業と法務」の出題率は、25%程度

 

「経営戦略・企業と法務」という分野は、
計算問題が必ず出題されると思って勉強を進める必要があります。

そのため午後試験の「経営戦略・企業と法務」を勉強する際には、

使われるキーワードを暗記したら、
早い段階で過去問題の復習に移り、
計算問題に慣れるというポイントを重視して勉強を進めましょう。

 

計算問題は初めの内は難しく感じると思いますが、
慣れてしまえば点数が取りやすい分野となっています。

解いてみると意外に簡単な計算しかしていないという状況は、
計算問題においてよくあるパターンなので是非とも覚えておいてください。

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