基本情報技術者試験とは?

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試験概要

基本情報技術者試験とは、ITエンジニアの登竜門とする資格であり、
ITという分野について、基本的知識と技術を身に付けたという証明ができる
経済産業省が認定している国家試験です。

IPA(情報処理推進機構)が統括している情報処理試験の一つであり、
数あるIT系の資格試験の中でも、歴史が深く、
最も認知度が高い資格として浸透している試験でもあります。

 

試験の内容は、情報技術に関する基礎的な知識から、
プログラミングに必要な基礎的な技術を範囲としています。

また最近では、社会問題となっている
情報セキュリティに関して力を入れている試験です。

ちなみに試験の対象者としては、
IT系の企業への就職を考えている
もしくはプログラマーやシステムエンジニアの1~2年目の人を対象としています。

そのため基本という名前が付いていますが、
試験自体はかなり難しく、
人によっては半年以上の勉強期間が必要になる可能性もあるため注意が必要です。

 

シロ
シロ

基本情報技術者試験は、
基本という名前が付いているけど、
生半可な勉強では合格できない難しい試験だよ

チョコ
チョコ

知識を問われる問題や計算問題、
試験範囲はかなり幅広いぞ

シロ
シロ

難しい試験だから生半可な気持ちで試験に挑むと、
痛い目を見るから注意してね

 

試験範囲について

基本情報技術者試験は、午前試験と午後試験で分かれており、
出題される問題の範囲が一部異なります

 

午前試験で出題される問題は、

・パソコンやインターネットの知識
・情報処理に必要な計算
・データベースやネットワークを利用および構築するための知識
・情報セキュリティに関する知識
・プロジェクトマネジメントをする上での知識
・企業と法務に関する知識

といった問題が出題されます。

 

午後試験で出題される問題は、

・午前試験で出題された用語を元にした長文問題
・アルゴリズム問題
・ソフトウェア開発問題(プログラミング言語問題)

が試験範囲です。

ソフトウェア開発問題については、
以下の5つのプログラミング言語から1つを選択して解答するようになります。

・Java
・C言語
・Python
・表計算
・アセンブラ(CASLⅡ)

どのプログラミング言語を選ぶかは、受験者の自由ですが、
プログラミング言語によって、
習得の難易度や問題の難しさに違いがあるため注意が必要です。

どの言語が簡単? 基本情報技術者試験のプログラミング言語について
基本情報技術者試験のプログラミング言語は、どの言語が簡単? 問題の難易度、言語の習得のしやすさ、開発環境の用意しやすさにより解説しています。

 

また問題の難しさについてですが、
基本的に午前試験より午後試験の方が圧倒的に難しくなっています。

そのためできる限り早い段階で午前試験の勉強を終わらせて、
午後試験の勉強に取り組む必要があります。

大体午前試験の2~3倍程度は、
勉強時間が必要になるため計画的に勉強を進めるようにしましょう。

 

チョコ
チョコ

ちなみに以下のページでは、
基本情報技術者試験の勉強をどのように計画したら良いか
といったスケジュールの作り方についてまとめてある

基本情報ような試験ほど有効! スケジュール表を取り入れた勉強計画
スケジュール表を取り入れた勉強には、「到達目標が明確になる」「自分がどれだけ成長しているか一目でわかる」といったメリットがあります。特に基本情報技術者試験のような長期間勉強しなくてはいけない試験では、スケジュール表を取り入れるかどうかで試験の結果が大きく変わるでしょう。
シロ
シロ

効率的な勉強は試験合格への近道だから、
是非ともチェックしておいてね

 

試験形式について

基本情報技術者試験は、マークシートによる記入方式を採用しています。

午前と午後、2つの試験に分けられており、
試験時間は共に150分

 

午前試験は、全80問の試験であり、
問題がすべて4択形式の選択解答になっています。

午後問題は、全11問の試験です。

11問中5問に解答しなければいけない形式であり、
問題によって選択肢の数が異なります

 

ちなみに午後試験では、
アルゴリズム問題とソフトウェア開発問題、
そしてセキュリティ問題に関しては、解答必須となっているため注意が必要です。

 

チョコ
チョコ

基本情報技術者試験の問題形式は、
午前試験と午後試験でかなり違う。

シロ
シロ

午前試験は、問題の量で
午後試験は、問題の質で
受験生を悩ませに来るから入念な準備が必要だよ

 

問題の配点について

基本情報技術者試験の配点は、午前試験と午後試験で違います。

 

午前試験は、すべての問題が1.25点

全80問の試験で満点が100点となっています。

 

午後試験は、以下の表をご覧ください。

基本情報技術者試験は、2020年より午後試験の試験内容に変更が入ります。
(変更点は、赤字にて記載)
問題番号分野選択方法配点
出題数回答数
問1情報セキュリティ解答必須20点
問2~問4

ソフトウェア・ハードウェア、データベース、
ネットワーク、ソフトウェア設計

3問2問各15点
問5プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム戦略、経営戦略、企業と法務1問
問6データ構造とアルゴリズム解答必須25点
問7~問11ソフトウェア開発(C言語、Java、Python
アセンブラ言語、表計算ソフト)
5問1問25点
合計11問5問100点

 

注目すべきは、問6と問7~問11のアルゴリズムとソフトウェア開発問題。

どちらも配点が25点となっており、
他の問題より重要度が高いといった特徴があります。

 

また基本情報技術者試験の合格基準点は、
午前午後、どちらも60点となっています。

ただ基本情報技術者試験の合格基準点は、あくまでも合格基準点。
点数が60点に達していても、合格できない場合もあるため注意が必要です。

また基本情報技術者試験は、午前試験と午後試験に分かれていますが、
午前と午後どちらも合格でないと不合格になるため注意してください。

60点を超えても要注意! 基本情報の合格ラインと配点について
基本情報技術者試験の合格ラインと配点とは? 基本情報技術者試験の合格基準点は60点。でも60点ギリギリだと試験に落ちる可能性も有るため注意が必要です。

 

受験料について

基本情報技術者試験に必要な受験料は、5,700円(税込)

基本的に必要最低限の費用はこれだけです。

ただ受験料に加えて、テキスト代や試験会場までの交通費、雑費を考えると、
申し込んでから試験終了まで、2万円ほどの出費を考えておいてください。

費用については以下のページにまとめてあるため、
試験への申し込みを考えている人は、必ずチェックしておきましょう。

16,000円? 基本情報技術者試験に必要な費用はどのくらい?
基本情報技術者試験に必要な費用はどのくらい? 受験料やその他諸々の費用、すべてを含めた費用を解説しています。

 

シロ
シロ

受験料は、IT系の資格としては格安の5,700円!

IT系の資格としては、かなり安い部類に入るよ

チョコ
チョコ

ちなみに基本情報技術者試験より上の資格である

応用情報技術者試験も受験料は、5,700円だ

シロ
シロ

基本情報技術者試験に合格した人は、

次のステップに応用情報技術者試験を受けてみても良いかもね

 

合格率について

合格

この見出しの内容は、
IPA(情報処理推進機構)から公開されている
平成30年の統計情報を参考に記事を作成しています。

基本情報技術者試験の合格率は、近年20~30%を推移しています。

同じ情報処理試験であるITパスポートや情報セキュリティマネジメントと比較しても、
かなり低い数字となっているため、
一筋縄ではいかない試験と言えるでしょう。

平成30年 合格率
・基本情報技術者試験       25.6%
・ITパスポート         51.7%
・情報セキュリティマネジメント  49.9%

 

また基本情報技術者試験は、
会社に勤めている人よりも学校に在学している人の方が、
合格率が高いというデータもあります。

・24.5% 社会人の合格率合計
・28.0% 学生の合格率合計
・25.6% 平成30年の合格率

 

上記のデータを元に考察すると、
基本情報技術者試験は情報処理の経験がある人より無い人の方が、
そして社会人より学生の方が合格しやすい試験と言えるでしょう。

 

申し込み方法について

申し込み方法は、インターネット申し込み郵送での申し込みが用意されています。

支払方法は、申し込み方法によって違い、
インターネット申し込みの場合は、

・クレジットカードでの支払い
・ペイジーでの支払い
・コンビニでの支払い

以上の3つが対象です。

郵送で申し込みをする場合は、
郵便局での支払いのみとなっているため注意しましょう。

 

また各種申し込みに関しては、申し込み期限が決められています。

詳細に関しては、以下のページにまとめている為チェックしてください。

申込期限は約2か月前まで 基本情報技術者試験の申し込みについて
基本情報技術者試験の申し込みについての解説です。試験の申し込み締め切り日は意外に早いため、申し込み忘れに気をつけましょう。

 

ちなみに基本情報技術者試験は、誰でも受けられる試験です。

応募資格などは一切ないため、
年齢の若い人も少し年を重ねた人も、遠慮なく試験に挑むようにしましょう。

 

シロ
シロ

基本情報技術者試験の郵送申し込みって、
ATMを使ってはいけないとか、細かい規定が多いよね

チョコ
チョコ

その点インターネット申し込みは、
手続きが簡略化されていて楽だよな。
まあどちらが良いとかは無いが

シロ
シロ

インターネット申し込みに関しては、
アクセスが集中して、
申し込みが上手くいかないとかも考えられるからね

チョコ
チョコ

どちらにせよ、できる限り早く申し込みを済ませて、
勉強に集中できる環境を整えてくれ

 

試験会場について

基本情報技術者試験の試験会場は、全国各地です。

基本的には、会場まで行き、
会場内で記入式の試験を受けるようになっています。

 

試験申し込みの際に、希望する際の試験地を選ぶようになりますが、
試験地が自宅から近い場所に設定されるとは限りません。

最悪の場合、申し込みが遅ければ、
他県になる可能性も有る点を頭に入れておきましょう。

 

また試験会場までに掛かる交通費や飲食代もすべて自己負担です。

他にも午前と午後に跨る試験となっているため、
昼食の用意も自分でする必要があります。

午前と午後、合計で300分になる長丁場のテストであるため、
さまざまな準備が必要となる点を頭に入れておいてください。

 

シロ
シロ

基本情報技術者試験の試験会場は、大学や専門学校

いろいろな試験会場があるよ

チョコ
チョコ

試験会場までの経路を調べてみると、

とんでもなく時間が掛かる場合もあるから注意しろよ!

 

基本情報技術者試験のメリット

基本情報技術者試験は、
就職に就学にいろいろなメリットがある資格です。

特にIT系の企業へ就職を考えている際には、
かなりのアピールポイントになる資格となっています。

学生の時にどのような勉強をしたかといった証明にもなるため、
面接の時に答えに困るような状態になりにくいと言えるでしょう。

 

また基本情報技術者試験は、資格手当の対象になる資格です。

IT系の会社ならば、多くの会社で資格手当の対象となっているため、
給料アップにも一役買ってくれます。

 

シロ
シロ

基本情報技術者試験は、学生の内に取得できれば、
就職の際に心強い武器になるよ

チョコ
チョコ

基本情報技術者試験のメリットについては、
以下のページでより詳しく説明しているから、
是非ともチェックしてくれ

就職に就学に給料アップに! 基本情報技術者試験のメリットとは?
基本情報技術者試験を取得すると、就職や就学で有利に。学生で合格していれば抜群のアピールポイントに。また、資格手当による給料アップといった特典もあります。

 

おススメの参考書について

おススメの参考書

最後に試験合格者の私が、
情報処理初心者におススメする参考書を紹介します。

 

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者

まずは午前試験の対策に、
以下の「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」をおススメします。

「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」は、
その名の通りほぼすべての内容がイラストや漫画による解説になっており、
分かりやすさという一点であれば、他の参考書より頭1つ抜けている参考書です。

また平成16年春期から令和元年秋期試験までの過去問題が付録として付いているため、
情報量という観点からも、かなりの物となっています。

 

ただ「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」は、
分かりやすさという絶対的な長所がある代わりに、
基本情報の基礎である情報数学の内容が薄いというマイナス要素があります。

そんなマイナス要素が気になる人は、
次の「基本情報技術者 合格教本」をおススメします。

 

「基本情報技術者 合格教本」

「基本情報技術者 合格教本」は、
分かりやすさというポイントでは「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」より下です。

しかし内容の厚さや情報量に関しては、
午前試験を題材にした参考書の中ではトップクラス。

更に「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」で挙げたマイナス要素、
情報数学の内容についても「基本情報技術者 合格教本」は、
最高レベルの内容となっています。

そのため

・基本情報技術者試験に一発で合格したい
・とにかく過不足無く勉強をこなしたい

なんて人におススメできる参考書と言えるでしょう。

 

うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編]

午後試験の難関であるアルゴリズムの参考書を選ぶならば、
以下の「うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編]」をおススメします。

「うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編]」は、
対話式の解説が特長であり、
物語を読んでいるような形ですんなりと勉強を始められる参考書です。

また過去20回分の過去問題における動画解説も付いているため、
アルゴリズムの問題に頭を悩ませる受験生の救世主となってくれる参考書と言えるでしょう。

 

プログラミング入門 CASL2―情報処理技術者テキスト

当サイトでは、
基本情報技術者試験を初めて受ける様な人、
情報処理の経験が浅い人に向けて、
プログラミング言語においてアセンブラを選択するようにおすすめしています。

そしてそのアセンブラを勉強するにあたって、
おすすめする参考書が以下の「プログラミング入門 CASL2―情報処理技術者テキスト」です。

 

「プログラミング入門 CASL2―情報処理技術者テキスト」の素晴らしいポイントは、

・プログラムの機能に合わせて、行ごとの解説を導入している
・命令文による細かい違いを解説している
・図やイラスト、フローチャートによる説明を導入している
・CASL2(アセンブラ)には欠かせない、実行結果のトレース表を掲載している

といったポイントが挙げられます。

アセンブラを題材とした参考書の中では、頭一つ抜けた素晴らしい参考書であるため、
是非ともアセンブラを勉強する時になったら、
「プログラミング入門 CASL2―情報処理技術者テキスト」の存在を思い出してください。

 

基本情報技術者 表計算 とっておきの解法

基本情報技術者試験では、
いくつかのプログラミング言語から1つを選択して、試験に挑むようになりますが、
その中でも学生がよく選ぶ表計算において、おススメの参考書を紹介します。

「基本情報技術者 表計算 とっておきの解法」の素晴らしい所は、
なんと言っても、表計算における鬼門であるマクロの解説が充実している点です。

また実践的なデータを使った練習問題も素晴らしく、
表計算の参考書を選ぶならば、第一の選択肢として考えておきたい参考書と言えるでしょう。

ちなみに「基本情報技術者 表計算 とっておきの解法」には、
電子書籍版の無料ダウンロード権も付いてきます。

他の参考書ではあまり見られない特典であるため、
是非とも頭に入れておいてください。

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初心者も未経験者も。基本情報技術者試験 ~合格への道~