
過去問題の復習をやっているけど、いつ頃切り上げればいいかな?
試験日が迫ってくると、こんな考えを持つ方がいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ基本情報技術者試験において過去問題の復習は、
試験ギリギリまでやっておいた方が無難です。
むしろ時間が2~3分程度あるのならば、諦めずに過去問題を解き続けるような意識が無いと、基本情報技術者試験には合格できないでしょう。
そこで今回は、過去問題をどのくらい勉強したら良いかといった過去問題の復習量と正答率についてを解説します。
基本情報技術者試験における過去問題の復習は、必須とも呼べる勉強法ですが、
ある程度基準を決めて勉強をしないとキリがない勉強法でもあります。
また過去問題の古さにも気をつけないと勉強が無駄になる可能性もあるため注意しましょう。

過去問題の復習は、午前試験を突破するには一番の近道になる勉強法だね

もちろん午後試験を突破するためにも有効な勉強法だ。午後試験は午前試験の内容を元に作成されているからな

ただ、やみくもに過去問題を復習するではなく、ちゃんと算段を付けて復習する必要があるよ

どういうことだ?

過去問題はどのくらい古いかというポイントが重要なんだよ。あまり古い問題で復習をすると、試験対策にならない可能性があるからね
・過去問題を復習する目安は、1回の試験を3周

基本情報技術者試験の過去問題を復習する際には、
1回の試験に対して、3周程度復習するつもりで勉強を進めましょう。
- 1回目の復習で問題を把握
- 2回目の復習で問題を解く
- 3回目の復習で素早く答えられるようになる
といった基準が目安となります。
なぜ上記のような勉強法をおすすめするかというと、
基本情報技術者試験の午前試験は過去問題からの流用が多く、過去問題の復習が点数に直結するからです。
そのため過去問題で問題文と選択肢を見て、即座に答えられるようなレベルであれば、
本番の試験でも6割程度は点数が稼げるようになるでしょう。
また問題文を素早く答えられると、試験時間の節約にも繋がります。
更に試験時間の節約は、
- 難しい問題に時間を残せる
- 心の余裕を生む
- 見直しの時間が増える
といったメリットを生みます。
だからこそ基本情報技術者試験に挑む際には、試験時間をどれだけ節約できるか、というポイントも重視して勉強を進めてください。

試験時間の節約は本当に大事だよ。午前試験を早めに退出できれば、それだけ午後試験に余裕を生むからね

基本情報技術者試験の午前試験は、あくまでも前座。午後試験で合否が決まると言っても過言じゃないからな

余裕が無いガチガチな状態で午後試験に挑むと、良い結果は生まれにくいよ
・過去問題の古さは、5年ほどを目安に

過去問題の復習をする際に気をつけるポイントが1つあります。
それは過去問題の古さです。
何故ならば問題が古すぎると、問題が簡単になるといった注意点があるからです。
特に午後試験の問題において、内容が簡単になるといった傾向が強いため、古すぎる問題で復習を繰り返すのは、やめておいた方が良いと言えるでしょう。

古い過去問題は、基礎的な内容から出題されるパターンが多いね

古い問題で復習をしていると、簡単に点数が取れると勘違いしやすい。だから新しい問題を中心に復習して、古い問題は軽く流す程度に復習するって感じで良いと思うぞ
・過去問題の正答率は、最低でも8割以上を

基本情報技術者試験の過去問題を復習する場合、最低でも8割程度は正解できた方が無難です。
理由としては、過去問題を8割答えられるようになって、ようやく本番の試験で6割ほど点数が取れる実力が付いたと言えるからです。
だからこそ過去問題の復習では、最低でも8割という数字を残せるように勉強を進めてください。
また午後試験の問題を解くためには、午前試験の範囲となっている用語を完璧に把握しておく必要があります。
なぜ午前試験の用語を把握しておく必要があるのか?
理由としては午後試験の問題は午前試験の試験範囲を元にしている問題が多いからです。
午前試験の内容を完璧にしてから、ようやく午後試験の挑戦権が与えられる。
そのくらいの気持ちを持って、勉強を進めてください。

午後試験の問題は、午前試験を長文にして、難しくしたような問題になっているよ

あと午後試験に出る問題は、出題傾向がほぼランダムだ。だから過去問題の復習だけでも、情報処理の知識だけでも、合格には届かないぞ

更にアルゴリズムとプログラミング言語については、それぞれ独自の勉強が必要になるよ。

ちなみに午後試験の勉強に苦戦している人は、以下のページを参考にすると良いぞ。午後試験の出題傾向についてまとめてあるからな

・数学問題の練習をする際には古い問題も活用する

基本情報技術者試験は、2019年秋期試験からは数学の重要度が上がります。

また数学問題の練習をする際には、近年の問題だけ復習していると、問題数が不足するというポイントを覚えておきましょう。
そのため数学の問題を復習する際には、平成20年以前の問題を活用してください。
何故ならば平成20年以前の問題は、
現行の試験より数学の問題が多く出題されているため、数学の復習にピッタリだからです。
ちなみに数学の問題を何回練習すれば良いかという疑問についてですが、大体5周を目安に勉強を進めると良いでしょう。
数学の問題を答えるコツは、どれだけ練習をしたかといった点よるため、多くの問題を解いて、計算式が瞬間的に浮かぶまで練習を進めてください。

数学の勉強を進める際は、どれだけ計算を練習できるかが重要だね

基本情報技術者試験で出題される数学の問題は、複雑な計算式や難しい式は、ほぼ無い。だからこそ反復練習次第で点数が大きく変わるぞ
まとめ
基本情報技術者試験の過去問題を復習する場合、以下の基準を目安にしてください。
- 過去問題を復習する際の目安は、1回の試験を3周
- 過去問題の古さは、5年ほどを目安に
- 過去問題の正答率は、最低でも8割以上を
- 数学問題の練習をする際には古い問題も活用する
ただ過去問題の復習は、勉強の始まりでしかありません。
過去問題が完璧に答えられて最低限といった感じであるため、新規の問題が出題されても自力で解けるように、念入りに勉強しましょう。
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