
ITパスポートに合格できたから、基本情報技術者試験も余裕でしょ!
こんなような考え方を持っている人は要注意。
何故ならば基本情報技術者試験の難しさは、ITパスポートの比ではなく、試験の方式も違うといった特徴もあるからです。
そこで今回は、ITパスポート合格から基本情報技術者試験を受験する場合の注意点について解説します。
基本情報技術者試験は、あくまでも情報技術者としての能力や知識を試す試験です。
ITパスポートとは違い、技術者目線で話が進むため、
専門的な知識が必要になる難しい試験となっています。
だからこそITパスポートからのステップアップを考えている人は、念入りな受験勉強が必要だという点を頭に入れておいてください。
でないと、

勉強を始めてみたけどスケジュールに余裕が無い・・・

あと1ヶ月でこの量の勉強は無理!
なんて事態が発生してしまうかも知れません。

基本情報技術者試験の合格率は、20%台とかなり低い値になっている


ITパスポートの合格率が大体50%だから、難易度に結構な差があるという事が分かるね
・基本情報の方が問題は難しい

基本情報技術者試験の場合、ITパスポートには無かった、
アルゴリズムとプログラミング言語という問題が追加されます。
また基本情報技術者試験に出題される問題の中でも、
飛び抜けて難しいのがこのアルゴリズムとプログラミング言語であり、多くの受験生が勉強を挫折する要因でもあります。
だからこそ

ITパスポートに合格したから、基本情報技術者試験の勉強も少しずつ進めればいいや
なんて考えを持っている人は気をつけてください。
基本情報技術者試験は、ITパスポートの倍ぐらいは勉強時間が必要になるため、できる限り早い段階で勉強を始めて勉強時間を確保しておきましょう。

基本情報技術者試験とITパスポートの違いは、以下のページにまとめてあるから、気になる人はチェックしてみてね


試験方式に問題数。かなりのポイントに違いがあるから、必ずチェックしておいた方が良いぞ
・どうせ受験するなら間を置かずに受験する

基本情報技術者試験の問題は、
ITパスポートで出題された試験範囲がベースとなっています。
そのためできる限りITパスポート合格から、できるだけ間を置かずに受験した方が合格する確率が高くなるでしょう。
またできればITパスポートの合格した直後に、基本情報技術者試験の午前試験の問題を解いてみてください。
意外に解けるはずです。
そしてその流れで基本情報技術者試験の勉強を始めれば、情報処理の知識を保ったまま、有利な状態で勉強が開始できます。
ちなみに個人的な経験になりますが情報処理系の試験は、
一度間を置くと勉強するのがとても面倒で難しくなります。
勉強も1から始める手間が増えるため、できるならば連続して受験した方が、
「金銭的」「肉体的」「時間的」といった要素において余裕ができるでしょう。

管理人の場合どのくらい時間が開いてから
受験をやり直したんだ?

大体3年から4年くらいって言っているね。参考書を買い直したし、勉強も一からやり直す必要があったら、かなり面倒だったらしいよ
・基本情報はアルゴリズムとプログラミング言語がカギ

先の見出しでも話題に出しましたが基本情報技術者試験の鬼門は、
アルゴリズムとプログラミング言語です。
どちらも基本情報技術者試験における午後試験の中でも、
配点が高く、難易度も高い問題として知られています。
そのためITパスポートから基本情報技術者試験の受験を考えている人は、アルゴリズムとプログラミング言語の勉強をメインに進めていきましょう。

ちなみに基本情報技術者試験では、2020年からの試験改正によりアルゴリズムとプログラミング言語の配点が、
20点→25点へとアップします。
つまり2つの分野を合わせて、50点もの配点が設定されているため、合格を左右すると思って勉強を進めてください。

ITパスポートから基本情報技術者試験の勉強に移ってきた人の中には、
「午前試験の勉強はどうするの?」って思う人もいるかも知れないね。

基本情報技術者試験の午前試験は、ITパスポートで出た問題の延長線上でしかない。だからあんまり気負うことは無いぞ

不安な人は午前試験の勉強を解説した以下のページをチェックしてみてね

・試験時間を考慮した勉強をする

基本情報技術者試験とITパスポートの大きな違いとして、試験時間の長さが挙げられます。
ITパスポート
- 試験時間:120分
- 問題数 :100問
基本情報技術者試験
- 試験時間
午前試験 150分
午後試験 150分 - 問題数
午前試験80問
午後試験11問から5問を解答
基本情報の場合、試験時間がITパスポートに比べてかなり長く設定されているため、
試験時間を考慮した勉強が必要だと言えるでしょう。
また試験時間について具体的な勉強方法を挙げると、
- 過去問題を復習する際に時間を測る
- できる限り時間を掛けずに解答する
- 試験時間を余らせるように試験を120分程度で解く
といった勉強法が有効です。
ちなみにITパスポートと基本情報技術者試験における試験時間のギャップは、受験生が思っているより、試験への影響が大きい要素です。
そのため試験が始まる前に、必ず試験時間を考慮した勉強を試しておきましょう。

試験時間はできるだけ余らせるような勉強をしておかないと、本番の試験で時間が足らなくなるから注意してね

難しい問題にパソコンの操作、メモを取る時間や見直す時間を考えると、どう考えても時間は余らないからな

特に午後試験は、時間が余らないレベルで難しいから、念入りに勉強するようにしてね
まとめ
今回はITパスポート合格から基本情報技術者試験を受験する場合、どのようなポイントに気をつけるかという解説をさせて頂きました。
- 問題の難易度は、基本情報技術者試験の方が遥かに上
- どうせ受験するなら間を置かずに受験する
- とにかくアルゴリズムとプログラミング言語を勉強する
- 試験時間を考慮した勉強をする
基本情報技術者試験は、ITパスポートの延長線上にある試験ではありますが、
試験形式や試験時間、勉強する内容といったポイントに違いがあるため注意が必要です。
だからこそITパスポートから基本情報技術者試験を受験しようと思っている人は、勉強時間を多めに確保しておいて、余裕のある勉強計画を立ててください。
またITパスポートに合格してから、間を置かずに勉強に取り掛かれば、基礎知識が頭に含まれているため、他の受験生と比べて大きなアドバンテージを得るようになります。
だからこそITパスポートから基本情報技術者試験を受験する場合は、
間を置かずに勉強するというポイントを頭に入れて、勉強計画を立ててみてください。
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