平成31年春期試験 出題された問題の総評について

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皆様、平成31年春期試験お疲れ様でした。

試験の出来が良かった人も、イマイチだった人も、合格発表まで少しの間ではありますが、心と体の調子を整えるようにしてください。

さて今回は取り急ぎではありますが、出題された問題についての総評をします。

 

平成31年春期試験で出題された問題は、全体的に見れば、THE・普通

「飛び抜けて難しい問題」「基本情報技術者試験らしくない変な問題」はあまり無かったといった印象を受けました。

しかし難しい問題や予測がつかない問題が少なかったという事は、
どれだけ基礎的な勉強をこなしてきたかというポイントによって試験の出来が左右されたはずです。

今回の記事を作成するにあたって、基本情報技術者試験の平成31年春期試験から、問題を引用・出典しております。また解説の必要に応じて、問題を抜粋・加工して掲載しております。
チョコ
チョコ

ところで基本情報技術者試験らしくない変な問題ってなんだ?

シロ
シロ

平成30年秋期の午前試験に出題された、以下のような問題だね

出典:基本情報技術者試験 平成30年秋期 午前試験 問23

シロ
シロ

答えは「エ」のリチウムイオン電池なんだけど・・・

チョコ
チョコ

なるほど。これは何とも言えない問題だなw

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・午前試験に出題された問題について

端的に午前試験の感想を言ってしまうと、
例年に比べて、若干難しかったかな? と思える内容でした。

理由としては、新規問題の多さが挙げられます。

例えば問52のように「プレシデンスダイアグラムってなんだよ?」と心の中でツッコミを入れた人も多かったのではないでしょうか。

出典:基本情報技術者試験 平成31年春期 午前試験 問52

しかしどの新規問題も、問題文から答えを推測できる内容が多かったため、頻出問題をサッサと済ませて、新規問題に時間を残せれば、合格ラインまでは十分に狙えたと思います。

上記の問52については、「開始-終了」の文言に気づけば、かなり簡単に答えられたでしょう。

 

また今回の午前試験では、冒頭でも挙げたトンデモ問題は、少なかった印象です。

ちなみに今回の午前試験で出題された数学および計算問題は、全80問中11問

出題率自体は、例年通りといった程度であったため、2019年の試験から施行される改正の前兆は無かったと言えます。

2019年度秋期試験の試験改正について 数学の問題が増えます
基本情報技術者試験における2019年秋期試験は、試験内容が一部改正されます。そこでこちらでは改正される内容について解説したいと思います。
シロ
シロ

今回の午前試験は、難しいと感じる人も結構多かったかもね

チョコ
チョコ

やっぱり新規問題が多いとな。・・・ だから問題文をどれだけ注意深く読めるかという点も勉強において重要なポイントと言えるかもな

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・午後試験で出題された問題について

では午後試験で出題された問題について、少し感想を書かせて頂きます。

今回解説の対象にしたのは、問1~問8、問12(アセンブラ)、問13(表計算)のみとなっています。

・問1:情報セキュリティ

今回出題された情報セキュリティの問題については、例年より若干難しいという印象を受けました。

理由としては、問題をよく読めば解答が導き出せるが、勘違いやすい内容も多かったと言えるからです。

例えば、設問1の解答(c)

問題文内にある「ディジタル署名」の文言を見逃すと、正解である「公開鍵」に辿り着くのは困難と言えるでしょう。

・問2:ソフトウェア

今回出題されたソフトウェア問題については、ページング方式の知識があるかどうかで、問題を答えられるまでの時間が大きく変わるという印象を受けました。

また最終問題の題材になっているFIFOとLRUについては、FIFOとLRUの処理を知っていないと、問題に解答するのは困難です。

ただどの設問も、問題文をよく読めば解答に辿り着ける問題であり、基礎的な内容が多かったため、難易度自体は低かったと言えるでしょう。

・問3:データベース

今回出題されたデータベース問題は、
個人的にはかなり得点が稼ぎやすかった問題と感じました。

理由としては、前半のSQL問題が少し勉強をしただけでも容易に答えられるといった点にあります。

また設問2の制約を問う問題についても、データベースにおけるキーと制約の関係性を学んでいれば、難しくはない問題であったと言えるでしょう。

ただ設問3の解答(f)については、SQLを読み慣れていないと、COUNT(身長階級)辺りを解答しやすく、間違えやすい問題でもありました。

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・問4:ネットワーク

今回出題されたネットワーク問題については、もし自分が試験をしていたら選びたくない問題

そのくらい今回午後試験で出題された問題の中では、
ハズレ問題であったと言えます。

理由としては、どの問題も問題文を注意深く読んだ上で、ネットワークに関する深い知識が必要だったからです。

 

また特に難しかったのは、設問3におけるM/M/1の待ち行列モデルに関する問題。

この待ち行列に関する内容は、応用情報技術者試験にてよく見られた問題であり、
内容だけを考えれば基本情報技術者試験のレベルを超えていたと思います。

M/M/1の待ち行列モデルに関する計算自体は、問題文に計算式が載っていたため、解説を聞けば簡単に解けそうに思えます。

ただ実際のところは単純に計算式を当てはめるだけでは済まないため、かなり難しい問題であったと言えます。

・問5:ソフトウェア設計

ソフトウェア設計で出題された問題は、全体的に問題文の分量が多く、時間の掛かりやすい問題が出題されていたと言えるでしょう。

特に後半で出題された、WebAPIの実行回数を求める解答(d)、WebAPIの実行順を求める解答(e)に関しては、他の問題より問題文を更に注意深く読む必要があったため、
今回の試験で屈指となる時間の掛かる問題であったと言えます。

ただどの問題も事前知識は必要なかった問題であったため、問題の難易度自体は低め

問題をキッチリ読み込めたかが、正解へのカギを握ったかと思います。

・問6:プロジェクトマネジメント

今回プロジェクトマネジメントとして出題された問題は、前半の点が取りやすい問題、後半の点が取りにくい問題といった形で、難易度が前後半でハッキリと別れていたのが特徴と言えるでしょう。

ちなみに後半の計算問題は、難しい計算を必要としませんが、1問ミスをすると他の問題にも影響が出るタイプの問題であったため、慎重に解答する必要がありました。

また問題文にある「結合試験」と「総合試験」といった読み間違えを起こしやすい用語も、地味に難易度を上げていた要因と言えるでしょう。

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・問7:システム戦略

今回のシステム戦略問題は、午後試験で出題された問題の中でも、
難易度がかなり低い部類に入る問題と言えたでしょう。

難易度が低い理由としては、
問題を解くために事前知識が必要なく難しい計算を必要としない点が挙げられます。

ただ問題の題材にもなっている、調達システムの関連性を正しく知るために、問題文を慎重に読み進める必要もあったため、油断できない問題であったとも言えるでしょう。

・問8:アルゴリズム

今回出題されたアルゴリズム問題は、例年と比較して、
若干易しいといったレベルの問題でした。

前半の問題、解答(a)(b)については、アルゴリズムの知識や経験がほとんど必要ないため、多くの人が正解できたと思います。

中盤の問題、解答(c)(d)に関しては、問題文とプログラム内の処理を繋げられるかがポイントでした。

特に重要だったのは、以下の画像で下線が引いてある点です。

出典:基本情報技術者試験 平成31年春期 午後試験 問8の問題文より抜粋

「節の個数を格納した変数nsize」は、解答(c)に。

「親が作成されていない節」といった一文は、解答(d)にそれぞれ対応していました。

また終盤で出題された再帰処理の問題は、
プログラムEncodeとして呼び出す際の引数であるparent[]がポイントでした。

「parent[]の内部を条件にして再帰処理をしている」という点に気づけば、スムーズに問題が解けると思います。

逆に気づかなければ、泥沼にはまってしまうような問題になっていたと言えるでしょう。

あとこのような再帰処理の問題を解く際には、
今どのような引数を呼び出しているか変数内にどのような値が入っているか
といったポイントを事細かにメモして問題を進めるのが重要と言えます。

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・問12:アセンブラ言語

今回出題されたアセンブラ言語の問題は、例年の問題と比較して、簡単でもなく難しくもない普通の問題

内容としては、変換対象となるビット列をビットマスクとビットシフトで変更しているといった点に気づけるかがポイントでした。

出典:基本情報技術者試験 平成31年春期 午後試験 問12より抜粋

  • 処理例
    GR5には、数値4が入っています。
    21行目 00000001 LD GR0,=1       GR0に1を入れる
    22行目 00010000 SLL GR0,0,GR5 GR5の値だけ、GR0のビット列をシフトする
    23行目 00001111 SUBL GR0,=1   GR0から1を引く

恐らく上記の処理にさえ気づいてしまえば、問題はスムーズに解けたと思います。

また後半の新副プログラムBITSONについては、過去の問題でもあまり見ない問題ではありましたが、以下の画像で着目している下線部の一文に気づければ、簡単に解けた問題と言えるでしょう。

・問13:表計算

今回出題された表計算の問題は、表計算としては簡単な問題であったと言えます。

理由としては、全体的に複雑な処理を必要とせず、式で指定されているセルの内容をしっかり追跡できれば、答えられる内容であったからです。

ただ表計算の特徴である、時間が掛かるというポイントは健在

また解答(b)における表引きの指定する順番、最終問題である解答(f)の相対位置なんかは、間違えやすい内容であったと言えます。

シロ
シロ

午後試験を総括すると、若干簡単だったのかなといった印象を受けたね

チョコ
チョコ

アルゴリズムとプログラミング言語に関しては、得点が取りやすい問題も多かったからな

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・平成31年春期試験 総評

今回の基本情報技術者試験は、
午前試験はやや難しく午後試験は若干易しいといった印象でした。

午前試験に関しては、新規問題が多く、新規問題の為にどれだけ時間を残せていたかがカギと言えるでしょう。

また午後試験のアルゴリズム及びプログラミング言語については、例年に比べて、少々簡単なレベルであったと言えます。

そのため午後試験に限っては、合格率が少し上がるのかなといった印象を持ちました。

では以上で、平成31年春期試験の総評を終わります。

シロ
シロ

今回出題された問題は、午前午後通して飛び抜けて難しい問題とかは、ほとんど無かったね

チョコ
チョコ

試験範囲から逸脱した内容も少ないと言えるから、どれだけ勉強してきたかというポイントが、重要だった試験なのかも知れないな

シロ
シロ

まあ、とにかく皆さんお疲れ様でした!

チョコ
チョコ

あとは合格を期待して、発表日を待とう!

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