基本情報技術者試験における午後試験で出題される選択問題。
あなたはどの選択問題を選ぼうとしていますか?
もしかしたら人によっては、

試験当日、出たとこ勝負で良いや
なんて軽い気持ちで考えているかも知れません。
しかし出題される選択問題は、試験前にある程度解答する分野を絞っておくと、
試験の時に問題を選定する手間と時間を節約できます。
すると問題を解く時間も相対的に増やせて余裕が生まれるため、必然的に有利な状況が生まれるでしょう。
そこで今回は、基本情報技術者試験における午後試験で出題される選択問題は、どの問題を選ぶべきか? というポイントについて解説します。
今回ピックアップした分野は、基本情報技術者試験の午後試験に合格したいのであれば、是非とも目を付けておきたい分野と言えます。
特に午後試験の長文問題に苦手意識を持っている人は、是非とも上記の分野を頭に入れておいてください。


ちなみにこのサイトでは、午前試験における簡単な分野も解説しているぞ


午後試験の問題は、大半の問題が午前試験の範囲を元にしているね

だから午前試験の勉強を完ぺきにすると、午後試験への弾みがつくと覚えておくと良いぞ!
・2問目~5問目の選択問題
・ハードウェア

ハードウェアの問題は、
基本情報技術者試験の基礎的な内容が出題される分野です。
出題される主な内容は、
- 論理回路
- A/D変換器
- 浮動小数点数
- 機械語命令
といった具合になっています。
中でも簡単なのは、論理回路とA/D変換器。
午前試験で必要となる基礎的な知識が身に付いていれば、ものの10分程度で解答することできるため、出題されれば確実に点数を稼いでおきたい分野と言えるでしょう。
より詳しい解説は下のリンクに記載しております


ハードウェアは、午後試験に出題される問題の中では明らかに狙い目だよね

人によっては直感で答えられるほど、楽な問題もあるからな

でも「浮動小数点数」とか「機械語命令」は、割と難しい問題になっているから注意する必要があるよ
・ソフトウェア

ソフトウェアという分野は、プロセスに関する問題が多い分野です。
主に出題されるのは、
- 状態推移図
- 探索木
- 処理時間の割出
- 排他処理に関する資源の確保と解放
といった内容になっています。
またソフトウェアもハードウェアと同じく、基礎的な内容が多く、よく考えれば解ける問題が多いため、
点数稼ぎに使える分野と言えるでしょう。
問題を丁寧に追っていけば、初心者でも分かる問題があるため、解く気がなくても一応問題を目に入れておきましょう。
より詳しい解説は下のリンクをチェックしてください。


ちなみにソフトウェアの問題で、気をつけるべき内容ってどんなのがあるんだ?

処理時間の割出かな。オーバーヘッドとかターンアラウンドタイムとかの用語を用いた問題は、問題によって難易度の差が大きいよ
・サービスマネジメント

サービスマネジメントという分野は、
事前知識をあまり必要としない長文問題が中心の分野です。
主に出題される内容としては、
- サービスデスクにおける問合せ対応
- 磁気テープのデータ管理
- 個人情報の保護に関する問題
といった具合になっています。
ちなみに問題自体も難易度が低いものが多いといった特徴もあるため、試験勉強の時から目を付けておいて損はありません。
より詳しい解説は下のリンクに記載しております


サービスマネジメントって、情報処理っぽくない分野だよな。

そうだね。文章題が中心で事前知識もあまり必要ないからね。

ただ文章題が多いということは、計算問題が苦手な人目を付けておきたい分野だな

長文の読解力に自信のある人は、点取り問題になるかもね
・データベース

データベースの問題は、今まで紹介した分野に比べると、かなり難しめの分野です。
しかし出題される内容がSQLに偏っているため、対策がしやすい分野とも言えます。
また問題の内容としては、
- SQLの穴埋め
- SQL文を実行した際の結果について
といった内容が中心です。
更にデータベースに出題されるSQLの問題には、
- 過去の問題と似たような問題が出題されやすい
- 極端に難しい問題は出題されにくい
といった特長もあります。
ちなみにデータベースという分野は、SQL文に慣れるまでは問題が難しいと感じるかも知れません。
ですが慣れてしまえば、途端に点が取りやすい問題になるため、時間に余裕のある人は是非とも勉強しておきましょう。
ちなみに以下のページでは、データベースに関する問題を解くためのコツや勉強法を解説しています。

問題の特徴といったポイントに関しても解説しているため、是非ともデータベースの点数アップに努めてください。

データベースって2020年令和2年の試験改正前は、必ずと言って良いほど出題されていた分野だよね

だから試験を作成していた人も、データベースの重要性は高いと認識していたのかも知れない

まあ情報処理の分野に進路を取るなら、勉強しておいて損はない分野だからね

SQLを業務で使う会社は多いからな
・おすすめのプログラミング言語
・アセンブラ(CASL2)

アセンブラ言語は、他のプログラミング言語と比べて、
- 覚えるべき命令文が少ない
- プログラムの行数も少ない
- 問題自体も簡単
- シミュレータも用意しやすい
といった特長があるため、
初心者がプログラムを習うにはピッタリな言語と言えるでしょう。
詳しくは以下のページにまとめてありますが、プログラミング言語をどうしようか悩んでいる人は、是非ともアセンブラを選択肢の1つとして考えておいてください。


ちなみにアセンブラの悪い点ってなんだ?

社会に出てから役に立ちにくいというポイントがあるかな。アセンブラ言語を使っている会社は、極々少数といった感じだからね

なるほど。

でもアセンブラは、プログラムの基礎を学んだり、試験で高い点数を取りたいといった場合は、十分に使える言語だよ

それくらい分かりやすい言語ってことか。
・表計算

表計算はパソコンを使っている人なら、ほとんどの人に馴染みがあると言えるでしょう。
覚えやすく、プログラムが試しやすいといった特長があるため、プログラム初心者にはかなりおススメ。
また前半で出題される関数についての問題は、
表計算ソフトを多少やったことのある人ならば、すぐに得点が取れてしまうぐらい簡単といった傾向があります。
そのため表計算もアセンブラと並ぶぐらい、初心者向きの言語と言えるでしょう。
より詳しい解説は下のリンクから


ちなみに表計算の気をつけるべきポイントってなんだ?

表計算における問題の後半、マクロで点数が取りにくい点かな。

なるほど。

マクロは問題自体が難しくて、習得するのも、なかなか一筋縄にはいかない内容だからね

初心者が勉強しようと思ったら、それなりに時間が掛かると思って覚悟しておく方がいいな
まとめ
今回は基本情報技術者試験における午後試験で、選択問題はどの問題を選ぶべきかというポイントについて解説しました。
前半の選択問題
- ハードウェア
- 基礎的な問題が多い
- 簡単な問題も多い
- ソフトウェア
- 基礎的な内容が多い
- サービス問題が出題されることもアリ
- サービスマネジメント
- 長文問題が多いが問題は難しくない
- データベース
- SQLに慣れていれば点数の稼ぎどころ
おススメするプログラミング言語の種類
- アセンブラ
- 問題が簡単
- 言語の習得が簡単
- 問題が簡単
- 表計算
- 問題が簡単
- 実際にプログラムが試しやすい
基本情報技術者試験の勉強を始めた人の中には、

午後試験が難しすぎて先が見えない・・・

問題が難しすぎて、どうしたら良いのか分からない・・・
といった悩みを持っている人も多くいると思います。
ですがそれは、どんな人でも一度は感じたことのある悩みだと頭に入れておいてください。
そんな状況でも、諦めずに勉強を進めた人こそ、基本情報技術者試験の午後試験に合格するのです。
だからこそ今回紹介した、簡単な問題が出題されやすい問題を参考に勉強を進めてください。






諦めずに勉強した経験は、必ずや試験で生かされます。
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